介護福祉士の道#3

皆さん、こんにちわ

初めての福祉業界で車いすなど福祉用具に触れる事がありますが

一つ一つに使用方法と留意点があります。

その中でも私は「杖」を見慣れてましたが、しっかり留意点がある事に驚きました。

なので、今回は杖歩行の介助や見守りの際の留意点をご紹介したいと思います。

聞き慣れていない方にも分かるようにご説明します。

杖歩行の知識って自分が使ってないと理解しにくいので一度体験してみると納得しやすいですよ。

 

はじめに、患っている足を「患側(かんそく)」・健全な足を「健側(けんそく)」と言います。

そして、杖には数種類のタイプがあります。身体機能に応じて使い分けがあります。

*4点杖・ロフストランドクラッチは片麻痺や握力が低下してる方に適切になっています。

*T字杖・ポールは普段歩けるが足や膝の痛みがある時、長く歩く時の負担軽減をしたい方に適切です。

*サイドケインは上記の杖より更に安定していて、歩行不安のリハビリに適切になっています。

*松葉杖は骨折や腰など体重を掛けれない方に適切になっています。

 

 

杖を使用する前に杖の状態と使用中の状態をチェックしましょう。

使用前のチェックでは、高さが合っているか、伸縮タイプの結合部がしっかり固定されているか

杖先端のゴム部が摩耗していないかを確認しましょう。

使用中は、グリップを握る手に痛みがないか・再度、高さが合っているか

杖の種類が適切で不安定でないかを確認しましょう。

 

歩行方法は、2動作歩行・3動作歩行があります。

2動作歩行の順は、杖と患側(同時)⇒健側になります。

歩幅は慣れるまでは短いかもしれません、慣れたら健側を患側より前に出すかもしれません。

3動作歩行の順は、杖⇒患側⇒健側になります。

 

そして、階段の上がり下がりで順番が異なります。

*上がり:杖・手すり健側患側

*下がり:杖・手すり患側健側

足は杖・手すりより前に出さないようにしましょう。

杖が後ろにあると重心が後ろに行ってしまい後方へバランスを崩しやすいです。

 

物・溝のまたぎ方があります。

患側⇒健側の順で出すのが基本です。

ただし、患側の足を前に振り出せないようであれば健側から出します。

杖を使う場合は足を出す前に杖を出し、前に体重がかかるようにします。

 

以上が大まかな留意点になります。日々で見慣れた光景で見落としやすい場面です。

利用者が安定して歩行しているか気に掛けれたら良いですね。

利用者に提案する際は身体機能に沿って使い分けを各専門が勧めると思いますが

「必ず適切な杖を使用しないといけない」訳でもない時もあります。

そこには精神的な要因も持ち合わせているからです。

「恥ずかしい」「怖い」など利用者の心も安心する歩行補助具を考える必要があると思います。

 

以下、参考資料に用いた記事のURLを貼っておきます。

【理学療法士が解説】杖の種類や選び方のポイント - LIFULL 介護(ライフル介護)

あと試験に出る所です。